4月1日より、前任の中村看護部長の後を受けて、新看護部長に就任いたしました嘉本でございます。これまで、京都大学医学附属病院を経て、平成8年に鳥取大学医学部附属病院へ着任し、3月まで救命救急センター看護師長として勤務してまいりました。今回、津山第一病院着任にあたりまして、ご挨拶を申し上げます。
津山第一病院は、「地域住民の皆様に愛され、信頼される病院を目指す」を病院の理念とし、手厚い看護、人間的なあたたかみを兼ね備えたハイクオリティな病院を目指しています。この病院の理念のもと、患者さまやご家族の方々に「この病院に来てよかった」と実感していただけるように、質の高い看護を常に提供しながら、確かな知識と技術、倫理観を持った看護師の育成を心がけています。
平成37年(2025年)、団塊の世代が75歳を迎え「後期高齢者」が2179万人までふくらむ「超高齢社会」が問題視され、入院できる病院にも限りがあるために自宅療養を余儀無くされる人たちの増加が懸念されています。
当院では、平成21年1月より回復期リハビリテーション病棟、平成26年5月より訪問看護ステーションを開設し、毎日利用者のお宅へ訪問させていただいています。地域住民の皆様が、住み慣れた地域で必要な医療や介護サービスを安心して受けることができ、自分らしくいきいきと生活できるよう、今後さらに在宅医療サービスの拡大を図っていく必要があると考えています。
また、昨年から鳥取大学医学部附属病院と医療だけでなく、看護師の教育や人事交流など連携を強化しています。今後もさらに大学病院のリソースを活用しながら、「津山市の基幹病院として」地域の医療機関や皆様方の期待と信頼にお応えできるように盤石な体制を築いていきたいと考えています。
今後とも変わらぬご指導、ご支援をどうぞよろしくお願い申し上げます。
医療法人 平野同仁会
看護部長 嘉本 賢哉