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![]() 熱中症といえば、暑い環境、特に夏に起きるものと思われがちですが、実はそうではないのです。 スポーツをしている最中や車中においても起きる可能性があります。 以前ニュース報道もありましたが、JAF・日本自動車連盟が行なった車中の温度変化調査では、外の最高気温が 23度であったこの日、窓もドアも締め切った状態ではダッシュボードはお昼前には70度に達していました。また、車内40度の状態では初めはじわりと出ていた汗も、数分後には流れる汗に変わり、20分が限界だったそうです。 皆さんもこのような経験がありませんか? 今でも毎年のようにパチンコ店の駐車場でお子さんが残されて、熱中症になって亡くなったという報道もありますね。熱中症は身近なものなのです。 熱中症というのは、高温多湿の状況下で、体温上昇、脱水症、神経症状を伴うこともある暑熱状態のことを指し、また一般には体内の蓄積された熱量が増加し、放熱される熱量が及ばない状態で起きる疾患を総称して呼んでいます。熱中症の中でも症状の程度からⅠ度(軽度)、Ⅱ度(中等度)、Ⅲ度(重度)に分けられます。
○熱中症の分類と主な症状・対処法○
Ⅰ度では運動選手や肉体労働の人に多くみられ、大量の汗をかいた後に痛みを伴う筋肉の痙攣が起こります。このときは涼しいところに移動し、水分とナトリウムを摂取してもらえば治ります。輸液をする場合もあります。 Ⅱ度は多量の発汗が続き、水分や塩分の補給が十分でないときに脱水や電解質の異常が見られ、口渇、疲労感、悪心、嘔吐、めまいなどの症状が見られます。これも生理食塩液を点滴することでよくなります。 Ⅲ度の熱射病になると体温は38度を超え、意識障害や神経症状を伴った脱水がみられ、この場合は集中治療室でまずは管理されます。 気道確保と脈拍をとったら、まずは熱をとることを行ないます。あらゆる方法で冷却処置をとって、体温が下がったら、血液検査データを元に治療を行ないます。
① 環境チェック(気温、湿度) ② 休息と水分補給(スポーツ時など)
また、下記の方は暑熱障害増強因子となる場合がありますので, 注意が必要です。 ② 心疾患患者 ③ 高血圧 ④ アルコール中毒 ⑤ 糖尿病 ⑥ 発汗機能低下 (抗パーキンソン病薬、抗コリン薬、抗ヒスタミン薬服用中)
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