耳の症状
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●耳垢が気になる |
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自分で掃除すると耳かきや綿棒で傷を付け、痛くなったり、血が出たり、バイキンがついて汁が出ることがあり危険です。 |
●耳が痒い |
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耳掃除など触ることがきっかけとなり、耳の壁が炎症を起こすと痒くなります。痒いからといって綿棒などで触ると炎症がいつまでも続くのでよくなりません。我慢して触らずにいると次第に症状は落ち着いていきます。 |
●耳が痛い |
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耳の壁が傷ついていたり、バイキンが鼻の奥から耳に入って中耳炎になっている可能性があります。また鼻をすすりすぎると鼓膜が引っ張られて痛くなることがあります。 |
●耳から汁が出る |
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耳の壁の傷にバイキンがついて汁が出ることがあり、また鼓膜に穴が開いている人は耳の奥にバイキンが住み着いていることもあります。 |
●聴こえが悪い |
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耳垢がつまっていたり、中耳炎になっていたり、色々な原因が考えられますが、時に突発性難聴という急に聴こえが悪くなる病気もあります。その場合は早いうちに治療しないと聴こえが元に戻らなくなることがありますので、すぐに受診してください。 |
●耳鳴りがする |
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神経の老化や疲れなどで起こります。ただし聴こえが悪くなる前や、めまいが起こる前に急に耳鳴りが始まることもありますので、そういった症状が出た場合は受診が必要です。 |
●目が回る |
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めまいは色々な原因で起こります。脳梗塞の可能性もありますし、頭の向きで起こるめまい、聴こえも悪くなるめまい、睡眠不足や肩こりが原因で起こるめまいもあります。 |
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鼻の症状 |
●鼻水が出る |
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透明な鼻水はアレルギー性鼻炎、花粉症などで、色のついた鼻水はバイキンがついて起こる副鼻腔炎(ちくのう)の可能性があります。 |
●鼻がつまる |
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アレルギー性鼻炎のため鼻の中の粘膜が腫れていたり、鼻の中じきりである鼻中隔が曲がっていたり、副鼻腔炎(ちくのう)で色のついた鼻が奥にたまって鼻づまりが起こっている可能性があります。また子供では鼻の奥にあるアデノイドというリンパ組織が肥大して鼻づまりが起こることもあります。 |
●臭いがしない |
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鼻の中の粘膜が腫れて、臭いが神経まで届いていない可能性があります。また臭いがしなくなって時間が経つと神経が弱ってしまい、鼻の通りをよくしても臭いが戻らないこともあります。 |
●悪臭がする |
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副鼻腔炎(ちくのう)のせいで変な臭いがすることがあります。 |
●鼻血が出る |
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花粉症で鼻がかゆくて触ったり、鼻をかんだ時に鼻の中の粘膜に傷がついて鼻血が出ることがあります。鼻血が出る場所は鼻の中じきりであることがほとんどなので鼻の頭を押さえておけば自然と止まることが多いですが、30分くらいしても止まらない場合や、繰り返す場合には受診してください。 |
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のどの症状 |
●のどが痛い |
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風邪や扁桃炎、魚の骨が刺さっているなど色々な原因が考えられますが、のど風邪がひどくなって声を出す部分の周囲が腫れると息が苦しくなることがあり注意が必要です。また扁桃腺の周りに膿が溜まると口が開きにくくなったりしますので、その場合もすぐに受診が必要です。 |
●のどの違和感 |
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食事は食べれるけれど、のどに何か引っかかっている感じがする、膜が張ったような感じがする、痰が絡んでいる感じがするなど様々な訴えがありますが、胸焼けやげっぷがあったり、口の中が苦いなどの症状がある方は逆流性食道炎(胃酸の逆流)の可能性があります。 |
●声のかすれ |
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普段から声を出す仕事(声楽家や学校の先生など)をしている方は声帯の炎症が起こったり、声帯ポリープができて声がかすれることがあります。その他にも喫煙によって声帯が腫れて声がおかしくなる方もおられます。 |
●味がしない、ベロがピリピリする |
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カビがベロについたり、体の中の鉄分など微量元素が不足すると味覚が変になったり、痛みを生じたりすることがあります。 |
●首のリンパ節の腫れ |
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風邪、虫歯などで一時的に腫れることもありますし、時に癌の転移でどんどん大きくなってくることもあります。甲状腺が腫れていることもあります。超音波の検査で大きさや形をみたり、細胞を取って検査に出したりすることもあります。 |
●いびき、無呼吸 |
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子供でも大人でも寝ている時にいびきをかく人はいますが、時に数十秒も呼吸が止まってしまっていることがあり、そういう人は睡眠時無呼吸症候群の可能性があります。肥満の人だけではなく、やせている人でも起こりうる病気で、放っておくと子供では集中力の低下や学力の低下、大人では高血圧や糖尿病、脳梗塞といった病気になる可能性が高くなると言われています。当院でも検査を行うことができますので、気になる方はお気軽にご相談ください。 |