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男性性機能障害1. 概要
男性の性機能障害とは、セックスを完遂することができない状態であることをいいます。性機能障害に影響を与える因子として、性欲の減退、勃起、またはそれを維持する能力、射精する能力やオルガズムに達する能力などがあります。
2. 原因
身体的、精神的要因が複雑に影響しあっていることが多くあります。以下、代表的な症状として勃起障害(ED:Erectile Dysfunction)について述べます。EDの原因は大きく分けて「心因性ED」と「器質性ED」があります。 心理的な問題や精神的な問題が原因となる「心因性」のものと、糖尿病などの基礎疾患があり、血管や神経・内分泌環境に異常がある「器質性」があります。
① 心因性ED
特に病気がないのにもかかわらず、不妊治療のタイミング法の時に勃起しなくなる場合は心因性のEDです。 不安、緊張、ストレスなどの心理的な問題や、うつ病や神経症など精神的な問題が原因で起こります。
② 器質性ED
血管、神経、内分泌環境などに起因するEDです。 糖尿病、心不全、高血圧、動脈硬化などの病気や、喫煙や肥満などの生活習慣もEDの発生に関与します。 前立腺がんや直腸がんの手術、事故による骨盤骨折などでも高い割合でEDが起こります。 その他、降圧剤、抗精神病薬などの薬が原因で起こることもあります。
3. 検査・診断
① ホルモン検査
男性ホルモンであるテストステロンを測定することで診断します。テストステロンは日内変動があるため、採血は午前中がいいとされています。ただし、臨床症状も重要であり、数値が正常であっても重度の症状が出る場合や、数値が悪くても全く問題ない場合があります。患者個々に対応していくことが必要となります。
② 採血
IIEF-5(国際勃起機能スコア)
5つの質問に答えて、その合計点数でEDの重症度を判定します。
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IIEF-5スコアの合計点数により以下のように判定します。
22~25点:正常 17~21点:軽度 12~16点:中等度~軽度ED 8~11点 :中等度ED 5~7点 :重度ED 4. 薬物治療
① PDE 5阻害薬
ED治療で用いられる治療薬は、「バイアグラ」、「レビトラ」、「シアリス」の3種類あり、いずれも勃起を補助する薬であり、EDに効果を発揮します。それぞれに特徴が異なる薬になっています(現在、レビトラは国内流通停止となっています)。
1)バイアグラ
世界で最初に開発されたED治療薬であり、内服すると30~60分で効果が発揮されるため、ED治療薬でも即効型と呼ばれています。持続力は4時間ほどで、ピークは内服から1~2時間後です。食後に内服すると薬の成分の吸収が遅くなるため、空腹状態で内服することが推奨されています。
2)シアリス
内服後30~60分で効果が発揮され、持続力は36時間とED治療薬の中でも最も持続力が高いと言えます。ただし、バイアグラよりも効果がマイルドになっており、副作用も弱い傾向があります。シアリスは食事の影響は受けにくいため、内服のタイミングは取りやすいでしょう。
② 漢方薬
PDE5阻害薬投与が禁忌だったり、患者さんが希望される場合には検討しますが、効果は低いと言わざるを得ません。
※ 男性更年期障害、男性性機能障害に対する診察、検査、処方など保険診療とならないことをご了承下さい。
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