|
精巣捻転1. 概要
精巣捻転は、精巣につながる精索を軸として捻じれて血管が締め付けられるため血流が途絶し、精巣が壊死する病気です。幼少期や思春期前後に多く、寝ているときに発症することが多いのが特徴です。激しい陰嚢部痛で始まり、次第に陰嚢内容が腫れてきます。吐き気や嘔吐を伴うこともあり、症状が正確に伝えられない小児では、「おなかが痛い」という訴えのために見落とされることがあります. 6時間以内に血液の流れを回復しないと精巣が壊死しますので、発症早期の診断、治療が重要です。
2. 原因
精巣を包む鞘膜腔の内部が広い場合や精索が長い場合、精巣上体の付着異常や大きさの不均衡などが考えられますが、実際のところは原因が不明な場合も多いです。また、停留睾丸(停留精巣)との合併率も高いといわれています。
3. 症状
捻転した直後から陰嚢の激痛が起こります。捻じれた精索は腹部につながっているので、痛みがおなかに伝わって腹痛や嘔吐が生じることもあります。小児では痛みの部位がうまく伝えられず、「おなかが痛い」と言ったりすると、精巣捻転が見逃される可能性もあります。
また、精巣捻転は自然に治ることもあります。精索の捻じれが軽度であると、自然に精索の捻じれが元に戻り、痛みが嘘のように和らぎます。しかし、一旦、精巣捻転が起こると、将来的にまた捻じれる可能性があります。 4. 検査・診断
① 視診・触診
陰嚢の大きさ、位置、形、筋反射の有無などを観察します。
② 超音波検査
精巣や精索に血液が流れているかどうか調べます。超音波検査で血流が確認できれば精巣捻転の可能性は低いといえますが、痛みや腫れのため十分に確認できない場合もあります。
5. 治療
① 用手的整復
まずは用手的に整復を試みます。陰嚢内容物は内側に捻じれることが多いので、外向きに回転させると捻じれが解除されることがあります。しかし、痛みのため思うようにいかないこともあります。
② 精巣固定術
陰嚢を切開し、精巣の捻じれを解除します。解除してからしばらく観察し、精巣に血液が流れているかどうか、温存できるかどうかを判断します。温存できる場合には、捻じれが再発しないように固定します。しかし、既に壊死している場合は精巣を摘出します。反対側も捻転する可能性があるため、状況によって反対側の固定術を行うこともあります。
また、症状が似ている精巣上体炎などとの鑑別が困難な場合には、捻転かどうかを確認するため試験的に手術を行うこともあります。
※精巣捻転のイメージ画像
|
救急・労災指定病院 岡山県 胃・大腸がん・乳がん精密検診施設 内科・循環器内科・心臓血管外科・整形外科・リハビリテーション科・形成外科・放射線科・麻酔科・乳腺外科 大腸・肛門外科・消化器内科・消化器外科・内視鏡外科・耳鼻咽喉科・皮膚科・泌尿器科・脳神経外科・外科 医療法人 平野同仁会 総合病院 〒708-0871 岡山県津山市中島438番地 E-mail:info@tsuyama-1sthp.jp http://tsuyama-1sthp.jp PRIVACY POLICY Copyright 2005 TSUYAMA DAIICHI HOSPITAL.All rights reserved. No reproduction or republication without written permission. |